2019年の広島東洋カープの自由契約選手

本日12月2日付で公示されました.
自由契約選手 | 2019年度公示 | NPB.jp 日本野球機構
今年は12人と多め.

(1) 永川
カープの暗黒時代を象徴するクローザー.
鋭く落ちるフォークを武器として165セーブを挙げた.
晩年はスライダー中心のピッチングに切り替えてプチ復活するも,
衰えは隠せず,引退を表明.

(2) 横山
1年目に1軍デビューしたものの,以後は2軍暮らし.
パっとしないまま,ドラ2としては異例の高速解雇となった.

(3) 飯田
社会人出身のサウスポー.
同じくクビ候補だった中村恭平とは対照的な結末となった.

(4) レグナルト
今シーズンから加入した,カーブが武器の左腕外国人.
前半戦は色々と便利屋ポジションとして機能してくれたものの,
攻略された後半戦の爆炎っぷりは擁護しがたく,結局リリースに.

(5) ヘルウェグ
サイドハンドから150km/h超のツーシームを投げる外国人.
投げている球は間違いなく球界トップクラスなのだが,
如何せん,カープではその制球難を矯正できなかった.
どこかがギャンブルで獲るかもしれない.

(6) 長井
150km/h超のストレートで将来が期待されていたのだが,
故障により球速が劣化.アッサリと解雇となった.
まだ若いので,上手くセカンドキャリアを歩んで欲しいところ.

(7) ローレンス
端的に言えば「ジョンソンの保険」的なポジションの投手.
ジョンソンの一時帰国により1軍チャンスが巡ってきたものの,
その試合でグランドスラムを浴びてジエンド.

(8) 船越
ここ数年,人数多寡によるキャッチャーリリースが続いており,
この選手も敢えなく戦力外に.
外野にチャレンジしたりと,生き残ろうと努力はしていたが…….

(9) 庄司
致命的にダメなところがあるわけでもなく,
とはいえプロとしてずば抜けているところがあるわけでもなく,
とにかく「半端」なパフォーマンスが最後まで邪魔をした感じ.
練習態度が良く,長い目で見てもらったようだが,今年ついに解雇.

(10) サンタナ
アレのドーピング陽性に伴い,慌てて支配下登録されたアカデミー出身選手.
(上記は推察ではあるが,時期的にそうとしか考えられん)
はっきり言って,1軍で起用して良いレベルの選手ではなかった.
「育成再降格があるのでは」と思っていたが,まさかの解雇.詳細不明.

(11) 岩本
いわゆる地元枠の選手.何度か4番を打ったこともあるはず.
ここ数年は,入団当初期待されたパワーよりも,
NPB史上最低レベルの選球眼」の方が着目されてしまっていた.

(12) 赤松
新井の人的保障で阪神から移籍してきた選手.
その卓越した走力と守備力で暗黒時代の外野を支えてくれた.
2016年に胃ガンを公表.競技復帰は果たしたものの,
実力で1軍に戻ってくることは残念ながら叶わず.


上記には入っていないが菊池涼介がポスティングでメジャー挑戦を表明中.

2019年の広島東洋カープの総括

70勝70敗3分の4位,3連覇からのBクラス転落.
ともあれ,まずは選手の皆さん,お疲れさまでした.

全体として語ると,とにかく調子の良し悪しのムラが激しかった.
前年が丸と鈴木の両翼で辛うじて成立していた打線だっただけに,
そのうちの1名の離脱のダメージがモロに出たという印象.

総括に入る前に,
2019年を語るうえで以下の3つの問題は避けて通れないと思うので,
それぞれについて述べておく.

まずは緒方の平手打ち問題.
これについては,当事者のクビという決着に至ったので,
そこまで深く掘り下げる気はない.
叩いたこと自体より,それが表に出たという点に,
緒方の求心力が既に地に落ちていたんだろう.

続けて田中のフルイニング問題.
悲惨極まりない成績を出しながら,連続フルイニング記録を理由に
交代させず,自動アウトとして他球団の勝利に貢献し続けた.
連続フルイニングとは,結果を出し続ける過程で
副次的に生み出されるものでなくてはならない.
結局,膝の故障の発表,続けて手術によるリタイアという結末となった.
記録達成からの金稼ぎを優先したフロント,
そのフロントからの指示に従ったと推察される監督コーチ,
そして記録を優先し続けてチームに迷惑をかけ続けた田中.
これら全員の責任だと思っている.
緒方は解任となり,東出も2軍コーチに格下げとなった.
田中にも上限に近い減俸を言い渡してほしい.

そして最後,バティスタのドーピング問題.
NPBのドーピングの歴史において,
これほどの実績の選手がやらかしたのは,
明確な理由があったガトームソンや井端を除くと,たぶん初.
故に,球団としての誠意ある対応が求められているのだが……
何もかもが露骨に
「処分明けまで待てばええんやろ?」
と言わんばかりのダンマリ対応.
佐々岡新監督も某雑誌で残留を宣言する始末だ.
おそらく,もうじき発表される保留者選手名簿にも
しれっとバティスタの名前が刻まれていることだろう.
これでは賭博をやらかした高木を再雇用した巨人と変わらない.

NPBの処分は,これも議論&批判されているが,
オフシーズンもカウントされるという欠陥ルールなので,
何の罰則にもなっていない.
バティスタをどうしても残したいというのなら,
育成枠からの出直しと,球団の自費による不定期検査の実施.
この2つは最低限やるべきだ.


というわけで,今シーズンはチームとしての体質に
たびたび疑問を呈さざるをえないシーズンだった.
来年からは,ねじを巻き直して欲しかったのだが……
なんだこのスローガン,舐めてんのか.
球団としての危機感のなさに呆れかえるばかりだ.


と,長々と書いたところで,ようやくシーズン自体の総括.

まずは先発.
昨年末からファームで頭角を現しつつあった床田と,
先発転向のアドゥワ.
この2名は,頑張ってくれたと思う.
床田に至っては手術明けにも関わらず,期待以上だった.
が,その後があまりに続かなさ過ぎた.
遠藤や山口が期待されているとのことだが,
今年の投球内容を見る限り,いきなりの定着は難しいと思う.

続けてリリーフ.
3連覇の象徴の1つである中崎がクローザーの地位剥奪.
フランスアがクローザーとして機能しなかったこともあり,
ブルペンは終始自転車操業だった.
そんな中で,中村恭平と菊池保則の躍進は予想外だった.
中村についてはぶっちゃけクビ候補だったわけだし,
菊池保則も,せいぜい福井と同レベルくらいの予想だった.
この2名が来年も活躍できるかどうかで,ブルペン事情が大きく変わる.

野手は結局,鈴木のワンマンチームと化したという印象.
かつて栗原が1人でチームを率いていた時代を彷彿とさせるが,
もちろんこのままではダメ.
西川は外野への転向初年度から結果を出してくれたが,
正直これでも「最低限」という感想だ.
もっと出来るはずだし,もっとやってくれないと困る.
なんかサード再挑戦なんて声も聞こえるが,無駄なので止めて欲しい.
内野に目を向けると,
ショート田中が自爆,セカンド菊池もポスティング容認となったので,
来年は二遊間の再建が1つの大きなテーマとなる.
候補はそれぞれいるものの,決定打がないというのが現状.
春のキャンプで誰かが台頭してくれると良いのだが.

阪神の奇跡的な快進撃があったとはいえ,Bクラス転落は事実.
来年に向けて由宇に即戦力が揃っているとも言い難い.
(3~4年後が楽しみな子は多いが)
佐々岡新監督には,申し訳ないが,
種まき役として犠牲になる覚悟でタクトを振ってもらいたい.
チームとしての再建のタイムリミットは「鈴木のFA権取得」なのだが,
ポスティングを希望により,リミットが短縮される可能性もある.
困難だらけではあるが,頑張ってもらいたいところ.

ダンスウィズミー 感想


映画『ダンスウィズミー』本予告【HD】2019年8月16日(金)公開

諸般の都合で見てきたので,ついでに感想も書いておく.

とある一流企業に勤めるOLの静香.
怪しげな奇術師にかけられた催眠術により,
音楽を聴くと踊りだしてしまう体質になってしまう.
催眠術を解いてもらうため,奇術師のアシスタントだった千絵とともに
静香は奇術師を追いかけて旅に出るのだが…….

いわゆるミュージカルもの.
したがって,「歌って踊って」なシーンは本来,
話の本筋を離れて楽しむべきシーンなのだが,
本作に関してはそれが出来なかった.

というのも,序盤のレストランのミュージカルシーン終了後,
「現実には酔っ払いのごとく踊り狂っていました」
ということがわかり,かつその際に店をメチャクチャにしたため
主人公が多額の弁償をすることになる,というシーンがある.

主人公が悪人ならばまだ笑えるのだが,
「努力して一流企業に就職した苦労人」
として描かれているので,
ただただ「不憫」という感情しか沸かないし,
以後のミュージカルシーンを見ていても,しばらくは
「今度はこれでどんな不幸な目に遭うんだろう」
という不安しか抱くことができなかった.

本来,ミュージカルシーンってキャラの心情表現にすぎず,
上記のような不安は不要なはずなのだが……
脚本というか,コンセプトの時点で敗北していると思う.

そして,終盤にカタルシスがあるかというと,
諸悪の根源であるインチキ奇術師は特に裁かれることなく,
序盤で「実はクズである」と仄めかされていた先輩も特に話に絡まず.
微妙なテンションのまま,気づけばエンドロールが流れていた.

良かったのは,ダンスが結構本格的だったという点くらいで,
それ以外は正直,見ていて色々と辛い映画だった.


ぶっちゃけ終盤寝かけた.

Spring Boot2 徹底活用 感想

現場至上主義 Spring Boot2 徹底活用

現場至上主義 Spring Boot2 徹底活用

当初は書く気なかったけれど,
ブログが放置気味なので,生存報告的な意味も兼ねて.
仕事上必要になったので購入した本の感想を.

JavaにはSpring Frameworkと呼ばれるフレームワークが存在する.
フレームワークという言葉には色々な意味があるが,
この場合は
「重要かつ面倒な土台部分をあらかじめ用意して提供してくれるもの」
くらいの解釈で良い.

Spring Bootというのは,そのSpring Frameworkの欠点であった
「設定ファイルを書くのが面倒くさい」
を克服するために用意された便利ツールのようなもの.
Spring Bootが提供する各種アノテーションを駆使することで,
フレームワークをそのまま使うよりもコードがシンプルになる.

また,Tomcatを内包しているので
ローカルで簡単に動作させることができるという点も長所の1つと言える.

で,この本はその本の参考書となる.
「現場至上主義」という副題からもわかるとおり,
「実現したいこと」ベースで執筆されているので,
手っ取り早く知りたい情報を取得したいときには非常に重宝する一冊となる.

一方で,原理原則から順序立てて説明しているわけではないので,
これ一冊でSpring Bootをマスターすることは難しい.
そのあたりは,別途本を買うなりネットで情報を漁るなりで補完すること.


どうせだから何かWebアプリケーション作ってみようかな.

新参者 感想

新参者 (講談社文庫)

新参者 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズの第8弾.
2010年にテレビドラマにもなったので,
これだけは知っているという人も多いのでは.

人形町のとあるマンションで,一人の女性が絞殺された.
事件を捜査する警視庁のサポート要員として,
日本橋署から加賀恭一郎が動員される.
数々の事件を解決へと導いた加賀の洞察力により,
事件の真相が徐々に明らかになっていく……

本作は全9章構成となっており,
上述の女性絞殺事件の調査で発生したちょっとした謎を
各章で加賀が解き明かしていく……という流れとなっている.
内容的には「短編集」と呼んで良いと思う.
とはいえ,全ての謎は絞殺事件の真相へと収束するし,
別の章で出てきた登場人物がしれっと再登場したりするので,
間を空けずに一気に読み切った方が,たぶん楽しめると思う.

他の加賀恭一郎シリーズと比べると重苦しさがなく,
「人情もの」と呼ぶべきエピソードが多いのも特徴.
それに合わせてか,加賀のキャラも微妙に変わっている気がする.
(作中で,一応理由付けはされている)
そういうのが好きか否かで,
この作品に対する評価は結構ブレそうな気もする.


個人的には結構好きだったが,一般的な評価はどうだろう?

人月の神話 感想

人月の神話【新装版】

人月の神話【新装版】

「実は読んだことありませんでした」系の本を
昨年から少しずつ読んでいたんだけど,たぶんこれがラスト.

古今東西のソフトウェア屋は「銀の弾丸」という単語を
結構な頻度で使いたがるんだけど,その火付け役のような本.
銀の弾丸とは,「特効薬」と言い換えるのが適切かな.
『ソフトウェア開発の効率を劇的に改善する
銀の弾丸」は存在しない』……という論旨となる.

何が恐ろしいって,この本の初版の発売が1975年ということ.
にも拘わらず,書いている内容は
現代の開発現場でも起きがちなアンチパターンの数々.
その頃から,テクニカルな進歩はあれど,
マネージネントの進歩はない,ということなのかもしれない.

初版発売時の主流がメインフレームということもあり,
その辺に触れたことのない世代としては
正直ピンと来ない記述もあるのだが,それでも十分読める.
逆に,この時点で既にアジャイルを匂わせる記述もあったりする.

この改訂版は発売20周年を記念して発売されたもので,
初版の主張がどこまで妥当で,どこまで不適切だったかを
著者自身が振り返っている章が追加されている.
なので,初版しか読んだことも無いという人でも
十分読む価値はあるんじゃないかな.

ひとまず,この業界に足を踏み入れるときに流し読みして,
ある程度足場が固まってきた段階で改めて読んで……という流れが
ベストだと思う.
ある程度経験値が溜まった段階で読んでも
「当たり前じゃん」で流してしまい,あまり響かないかもしれない.


ちなみに本の管理が適当過ぎて,我が家になぜか2冊ありました.

ナビゲーションドロワー(DrawerLayout)の活用

自作アプリのメニューを,いい加減ドロワーにしましょう,という話.
ドロワーというのは,画面端をフリックすることで
折りたたまれていたレイアウトがスライド表示される,あれです.

毎度のことながらリファレンス.
ナビゲーションドロワーの作成  |  Android Developers

事前にGradleのdependenciesに
implementation 'com.android.support:drawerlayout:28.0.0-alpha1'
を追加.しないとデバッグ時にアプリが落ちた.

DrawerLayoutのXMLを作成する上では,上記のリファレンスにもあるとおり
以下の注意点が存在する.
・メインコンテンツを先に,ドロワーを後に書く.
・メインコンテンツは,widthもheightもmatch_parent.
・ドロワーには水平方向のグラビティを指定する.
・ドロワーのwidthは320dp以下,heightはmatch_parent.

あとはドロワーの中身が無いと,正しく実装されたかよく分かんないので,
最低限なコードとしてActivityに以下を追記しておく.

public class MainActivity extends Activity {
    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        ListView listView = findViewById(R.id.left_drawer);
        listView.setAdapter(new ArrayAdapter<>(this, android.R.layout.simple_list_item_1, new String[]{"aaa", "bbb"}));
    }
}

結果はこんな感じ.
f:id:bob_l_s:20190224012217p:plain


次はここにメニューて画面遷移させるところかな.