ダイヤのA 35巻 感想

 

ダイヤのA(35) (講談社コミックス)

ダイヤのA(35) (講談社コミックス)

 

 

  週刊少年マガジン連載の野球漫画の紹介.

アニメ化に合わせて再度購読し始めており,現在35巻まで読了.

 

この作品のベスト試合をファン投票で決めたら,たぶん稲実戦になると思うけど,

個人的にはこの巻の王谷戦が一番好き.

 

主人公沢村の師匠であるクリス先輩が,

沢村に「いつかマスターしてほしい」と期待し続けていたこと,すなわち,

・インコースとアウトコースの組み立て

・フォーシームとムービングボールの意図的な投げ分け

が,この巻でついに実現.

さらに緩急(チェンジアップ)まで取得し,

クリス先輩のみならず読者にも主人公沢村の成長を見せ付ける展開には,

ベタながら胸が熱くなる.

 

対戦相手の王谷は

「都立というハンデを工夫で補うことで勝ちあがってきた」という設定で,

その割り切りと挑戦心には共感を持てる.

「勝手に相手をでかくすんのだけはやめようぜ」というセリフは

未知の相手に臆しがちな俺としては耳の痛いものだった.

 

読者からは「展開が遅い」と言われがちな作品で,

俺自身,雑誌で読んでいるときには同じ感想を持っているけど,

コミックスで一気に読むと,あまりそういう印象は受けないんだよね.

引き伸ばしというより,1球1球を丁寧に描くようになった結果,

こういう速度になってしまっているだけじゃないかなと思う.