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オブジェクト指向のこころ 感想

オブジェクト指向のこころ (SOFTWARE PATTERNS SERIES)

オブジェクト指向のこころ (SOFTWARE PATTERNS SERIES)

1年間くらい積み本状態になっていたものをようやく読了.

「同じ問題を2度解決するな」とは,あらゆる作業の鉄則.
特にソフトウェア開発におけるプログラム設計において,
過去多くの人が直面した問題に対する模範解答は
デザインパターン」と呼ばれ,多くのプログラマに認知されている.

そのデザインパターンを,著者が実際に直面した事例を交えつつ
紹介しているのが,本書籍となる.

デザインパターンをすべて掲載・解説しているわけではないが,
FacadeパターンやStrategyパターンなど,
代表的なものは大体網羅できている認識.

また,オブジェクト指向における「責務の分割」などの
重要な考え方にも踏み込んで解説しているので,
ただの丸暗記の留まることなく,デザインパターンを学習できると思う.

この書籍の最大の欠点として,肝心の事例のジャンルがニッチで取っつき難い.
しかもその事例をかなりの広範囲で使いまわすので,
「この専門用語ってどういう意味だっけ?」と
定期的に振り返りながら読む必要がある.
今回の俺のようにダラダラと時間をかけて読んでいると,
3歩進んで2歩下がるを繰り返す状況になるので,注意が必要.

俺をはじめとする初級プログラマが遭遇する悩みの多くは
既にデザインパターンとしてカタログ化されているので,
早いうちに学べば学ぶほど,効果は高いと思う.
最初に読む本として本書が適切かと言われると正直微妙ではあるけれど,
どこかのタイミングで読む価値は十分あると思う.