2016年の広島東洋カープの総括

89勝52敗2分で優勝!
日本シリーズは2勝4敗で敗退とはいえ,選手の皆さんお疲れさまでした.

さて,まずはシーズン前の展望が以下.
2016年の広島東洋カープの展望 - NK5のノート
誰が何と言おうと,この予想自体は大外れだと思っていない.
実際,前田健太が抜けた穴は,最後まで埋まっていないわけだし.

ではどうして優勝できたのかというと,やはり打線の頑張りが大きいと思う.

「神ってる」こと鈴木誠也の台頭は予想できたことだけど,
菊池&丸の復活や1番田中の定着は,完全に予想外のことだった.
バックアップという観点でも,内野では安部や西川,
外野では下水流といった面々が著しい成長を見せ,
トータルバランスで見ればカープ歴代最強クラスになっていたと思う.

とはいえ,今年のこれは,言葉が悪いが正直マグレだと思っているので,
来年も今年並の打撃成績を残して,ぜひ俺を見返してほしい.

投手については外国人3名,これに尽きる.
ジャクソンはシーズン当初からリリーフの柱として尽力してくれたし,
ヘーゲンズは役割をたらい回しにされながら,淡々とその無理難題をこなしてくれた.
ジョンソン無しに,今年のローテーションが成り立たなかったことは言うに及ばずだ.

日本人投手で見ると,今村に目線が向くかな.
タイトな登板間隔での起用が多かったにも関わらず,よくぞ1年耐えてくれた.
「25年ぶり」というプレッシャーの中で結果を出し続けた中崎もポイント高い.
岡田もドラフトでの下馬評を覆す奮闘ぶりだった.

先発の穴は埋まらなかったけど,
それ以外の要素で突出した結果を残した結果,
気づいたら優勝していた,そんな感じのシーズンというのが,俺の感想となる.


で,一方,去年問題視した監督の投手起用力はどうだったかというと,
残念ながら,成長は見られなかったなぁというのが,正直な感想.

本当は別の試合を例に挙げようと思っていたけれど,
今日のジャクソンの起用がまさにその典型だったので,提示しておく.

ジャクソンはこの日本シリーズで完全に日ハム打線に攻略されており,
かつ,試合前の時点で5連投という,心身ともに限界の状態だった.
「使う」という選択肢は,普通に考えてあり得ない.
それでも起用.押し出しでも続投.投手にタイムリーを打たれても続投.
ダメ押しの満塁ホームランでようやく観念して代えたが,
カープファンも選手も皆が「終戦」を悟るには十分すぎる愚策だったと思う.

これ,まさに昨年9月の大瀬良への仕打ちと同じ.

何だかんだで,野村監督は年を追うごとに成長を遂げたけれど,
緒方監督は,これが監督としての成長の限界かもしれない.
優勝監督とはいえ,来年が正念場になるんじゃないかな.
ファンも選手も,これ以上は待てない.


さて,来年からは黒田もいなくなり,
先発投手の絶対的な不足から目を背けることは不可能になる.
かなり厳しい時代がやってくることは,間違いないんじゃないかな.

それでも来年も優勝できたら,そのときはそれこそ「神ってる」と言って良いと思う.