製品品質について勉強する2

懲りずに続けているシリーズ.
眠いので,今回は短く使用性のみ.

リファレンスもしつこく掲載しているがこれ.
JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデル

■使用性
ユーザビリティ」と呼ばれるやつですね.定義は以下.

明示された利用状況において,有効性,効率性及び満足性をもって明示された目標を達成するために,明示された利用者が製品又はシステムを利用することができる度合い。

要するに,「利用時の品質」を満たすために
開発者が行うべき努力の観点,ということになる.
副特性は6つ.それぞれ以下のとおり.

(1) 適切度認識性
定義は以下のとおり.

製品又はシステムが利用者のニーズに適切であるかどうか(4.2.1.3)を利用者が認識できる度合い。

この「4.2.1.3」というのは,前回説明した「機能適切性」のこと.
機能そのものというより,そのアピール能力ということだろう.
雑に言えば,利用者に
「そうそう,これが欲しかったんだよ」
と言わせれば,その製品の適切度認識性は高いことになる.

(2) 習得性
定義は以下のとおり.

明示された利用状況において,有効性,効率性,リスク回避性及び満足性をもって製品又はシステムを使用するために明示された学習目標を達成するために,明示された利用者が製品又はシステムを利用できる度合い。

……何か,定義の日本語が変じゃなかろうか?
「〇〇ために」が連続していて,シンプルに気持ち悪い.
まあ,特性の意味自体は深く考える必要もないだろう.
すなわち,
「マニュアルが簡潔であるか」
「そもそもマニュアルがなくても直感で操作できるか」
といったところが評価ポイントかと.

(3) 運用操作性
そのまんま.定義は以下.

製品又はシステムが,それらを運用操作しやすく,制御しやすくする属性をもっている度合い。

運用業者も立派なユーザであり,そこへの配慮は地味に大切.

(4) ユーザエラー防止性
これもそのまんま.定義は以下のとおり.

利用者が間違いを起こすことをシステムが防止する度合い。

いわゆるミッションクリティカル系のシステムにおいては
信頼性に匹敵するレベルで重要な特性だと思う.
ジェイコム株の事件とかは有名ですね.

(5) ユーザインタフェース快美性
定義は以下のとおり.

ユーザインタフェースが,利用者にとって楽しく,満足のいく対話を可能にする度合い。

一言で言ってしまえば「おしゃれさ」といったところだろうか.
特にBtoC系のシステムで強く求められる特性かと.

(6) アクセシビリティ
定義は以下のとおり.

製品又はシステムが,明示された利用状況において,明示された目標を達成するために,幅広い範囲の心身特性及び能力の人々によって使用できる度合い。

これは近年になって注目されている認識.
言葉を選んだ定義ではあるが,
要するに障がい者や外国人への配慮が出来ているか,という話だ.


どれを重視するかは,製品のユースケースとアクタ次第,かな.