事例とツールで学ぶHAYST法 感想

仕事で「HAYST法」というキーワードが出たので
それを理解するために購入……したのだが……

何が凄いって,HAYST法の解説書にも拘わらず
「HAYST法とは」
という章や節がないというとんでもない構成.

正確に言うと,1.2節に
ソフトウェアテストとHAYST法について」
というものがあるが,ここに定義らしい記述はない.

その後はひたすらテストに関する一般論を書いていると思いきや
4.1節でいきなり
「HAYST法はテストプロセスとしては重厚長大かもしれないが……」
などという話を始めてくる.

読んでいるこちらとしては
「いや,だからHAYST法って何だよ」
となる.以後もそんなツッコミの連発だった.

5章~6章のテストプロセスの解説で
やりたいことの沿革は理解したが,それこそ上述の通り
「いや,重すぎだろこれ」
というのが,俺の率直な感想.たぶん実践することは無い.

ところどころで良いことを書いていたりするが,
とにかく書籍全体として,話の展開にまとまりが無さ過ぎる.
見切り発車で思いついたことをひたすら書き殴ったという感じ.

著者であり技法の考案者でもある秋山浩一氏が,
ソフトウェア品質の世界では結構な権威を持つ人物である
という点は,一応補足しておく.
が,それにしても,あまりに独りよがりな本だと思った.
たぶん,権威がありすぎて,
まともなレビューや添削を受けずに出版したんだと思う.

というわけで,圧倒的にオススメしません.