2018年の広島東洋カープの総括

82勝59敗2分で,まさかの3連覇!
日本シリーズは残念ながら敗退となりました.
まずは選手の皆さんはお疲れさまでした.

で,今気づいたけれど,そういえば今年は
開幕前に予想を語ってなかったんだね.単純に忘れてた.
ただ,今年は正直,最下位もあるかなと思っていた.
その辺の理由も含めて,振り返り.


今年を語る上で欠かせない人物は3名いるが,
何よりもまずはフランスア
先発として昇格してきたときは,ぶっちゃけ,
「速球に慣れられ次第,攻略されて消えるかな」
と予想していた.

まさかリリーフとして,ここまで機能するとは……
この配置換えを決めたこと自体は英断だと思う.
8月の使い方は最低だったけれど.

とはいえ,全体的にリリーフは低調.
中崎もそうだが,今村がいよいよ限界を迎えている.
ここは大幅なメスを入れないと,来年地獄を見ると思う.


が,それ以上にまずいのが先発.
俺が最下位予想をしていた理由がここの貧弱さ.
「毎年言ってるけど,どうにかなってるじゃねーか」
と言われるかもしれないが,
毎年誰かしらが確変を起こすことで辛うじて助かっているに過ぎない.

で,その今年の確変枠が,上述の2人目に当たる大瀬良.
コントロールが比較的よくなったのが表層的な理由だけど,
根本原因は正直わからん.二段モーションのおかげか?
なので,薮田の二の舞になる可能性も十分にあると思っている.

さて,大瀬良は一応昨年からローテには入っていたわけで,
「新たにローテーション入りする投手がゼロ」
という,チームとしては非常に良くない結果に至った.
その候補として期待された高橋昂也は
完膚なきまでにボコボコにされたので,数年は出てこないだろう.
加藤はもはや何やりたいのかわからんし.

それなのに2年連続でドラフト1位が野手……
いや,小園くんが素材としてドラ1クラスであることに異論はないが,
本当にどうする気なんだろう?俺としては正直お手上げ.


で,最後に,野手.
チームを支えた「タナキクマル」が完全崩壊したと言って良い.

まずは田中.昨年終盤の打撃に1番打者として開眼の兆しを見たんだが……
俺の勘違いだったらしい.何と言うか,粗さが目立った.
フルイニング問題も含め,起用は悪い意味で柔軟性を求められた.
続けて菊池.いよいよ動きの劣化が素人でもわかるようになってきた.
守備はポジショニングでカバーしているとはいえ,
こうなると打撃の貧弱さに目を瞑るのも難しくなってくる.
丸は躍進したが,残念ながらFA宣言.一旦退団したものとして扱う.

で,その丸の件も含めると,
今年野間がレギュラーとして相応の成績を残したというのは
一縷の望みを紡ぐという意味で非常に大きかった.
というわけで,3人目はこの男.
速球を打てないという弱点は相変わらず残っているんだが,
それに対して「ファールで食らいつく」という処世術を覚えた.
あと,単純に振りが強くなった気がする.露骨な内野安打狙いが減った.
来年,この男の出来次第で,チーム事情は大きく変わる.


というわけで,かなり暗い話題ばかり書いたんだけど,
チーム事情としてこれが紛れもない実態.
今年が現戦力で日本一になるラストチャンスだったと思っている.
今後は「新世代台頭までの時間稼ぎ」のフェーズになるだろう.

まずはセンターラインをゼロベースで考えることとなる.
二遊間で言うと,まずはセカンドで定期的に曽根を試して良いと思う.
世代交代はもちろんのこと,単純に菊池には定期休養が必要だろう.
センターはまずは野間で良いと思うが,
守備に多少目を瞑ってでも,色々な選択肢を試す必要がある.
下水流や高橋大の起用も考えるべきだろう.
もちろん丸が残るならそれに越したことはないが,
希望的観測で動いても何の得にならないと,このチームの歴史が証明している.

そして地味にまずいのがサード.
結局西川のサードレギュラーチャレンジは失敗と言って良いだろう.
来年から外野にコンバートという話もあるので,
現状はいよいよ安部1人にどうにかしてもらわざるを得なくなる.
ここに外国人枠を割くことも検討しなければならない.

あと新井の引退は,戦力とは別の面で結構痛い.
何だかんだで年長者であり,ムードメーカーでもあったので,
この男を立てる形で野手のヒエラルキーは安定していた感がある.
特に菊池をコントロールする者がこれでいよいよいなくなったのが怖い.
松山はぶっちゃけ舐められてるし,石原は正直影が薄いし.
新井のポジションに立てる男は間違いなく赤松なんだが,
流石に体調がまだ万全ではないようで,代走要員としても厳しい……
「誰がチームを引っ張るのか」
という点も大きなテーマとなる.


華々しい時代は終わって,これからは再び我慢の時代.
バブルが弾けたとして,それでもマツダスタジアム
足を運んでくれる新規ファンがどれだけいるか.
カープという球団の底力が試されるときである.

というわけで,また来年.