Androidを支える技術I 感想

Androidを支える技術〈I〉──60fpsを達成するモダンなGUIシステム (WEB+DB PRESS plus)

Androidを支える技術〈I〉──60fpsを達成するモダンなGUIシステム (WEB+DB PRESS plus)

本当は上下巻構成なのだが,
中々のボリュームだったので,一旦上巻のみの感想.

スマートフォンのOSでiOSと双璧をなすAndroid
覚えてしまえば割と簡単にアプリを作成できるのだが,
如何せん根本部分のリファレンスが少なかったりする.
その結果として,
「仕組みはよく分からないけど,とにかくこれで動く」
という,おまじないがコードの大部分を占めがち.

そんな中,本書は「描画」にターゲットを絞りつつも,
ディスプレイのタッチ操作が内部でどのように処理されて
画面描写まで到達するのか,その流れを
非常に詳細なレベルで説明してくれている.

あまりに細かいので,5章以降のハードウェアよりの部分は
正直「なんとなく」レベルでしか理解できなかったが,
その手前の,入力がViewのdrawメソッドに到達するまでの流れは
まさに個人的にずっと知りたかったところ.
デバッグで何となく見かけていたクラスやメソッドが登場したときは,
「ああ,こいつそんなことしてたのか」
と,ちょっとした感動を覚えた.

どうやら著者が自力でAndroidのコードを読み解いたようで,
その徹底っぷりたるや恐れ入る.
「ここは読み解ききれませんでした」と正直に書いている部分もあるし,
おそらく間違えている箇所もあるとは思うが,
Androidの細かい部分を知りたい人にとって最適な書籍だと思う.


下巻も読了次第,感想書きたいが,仕事用書籍の割り込みが…….