新参者 感想

新参者 (講談社文庫)

新参者 (講談社文庫)

加賀恭一郎シリーズの第8弾.
2010年にテレビドラマにもなったので,
これだけは知っているという人も多いのでは.

人形町のとあるマンションで,一人の女性が絞殺された.
事件を捜査する警視庁のサポート要員として,
日本橋署から加賀恭一郎が動員される.
数々の事件を解決へと導いた加賀の洞察力により,
事件の真相が徐々に明らかになっていく……

本作は全9章構成となっており,
上述の女性絞殺事件の調査で発生したちょっとした謎を
各章で加賀が解き明かしていく……という流れとなっている.
内容的には「短編集」と呼んで良いと思う.
とはいえ,全ての謎は絞殺事件の真相へと収束するし,
別の章で出てきた登場人物がしれっと再登場したりするので,
間を空けずに一気に読み切った方が,たぶん楽しめると思う.

他の加賀恭一郎シリーズと比べると重苦しさがなく,
「人情もの」と呼ぶべきエピソードが多いのも特徴.
それに合わせてか,加賀のキャラも微妙に変わっている気がする.
(作中で,一応理由付けはされている)
そういうのが好きか否かで,
この作品に対する評価は結構ブレそうな気もする.


個人的には結構好きだったが,一般的な評価はどうだろう?